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恋心は玉の如き ☆感想☆ ☆エピソード☆

物語の設定侯爵,古装,溺愛,家族,聡明ヒロイン,女性の自立,ツンデレ,正室・側室の争い,
ストーリー     余杭の穏やかな環境の中で育った庶子、羅十一娘は、姉の深刻な病状により、その姉の夫である徐令宜のもとに継妻として嫁ぐことになりました。結婚は彼女の望むところではありませんでしたが、実母を失い、家の決定に従うしかありませんでした。
十一娘は庶子としての立場もあり、徐家の奥方たちの争いには興味を持ちませんでした。ただ、母の死の真相だけを知りたいと願っていました。期待せずに嫁いできましたが、徐家での日々の中で、徐令宜の優しさに触れるうちに、彼に対する感情が変化していくのです。
感想十一娘は自立心を持ち、器用で、いざという時にも機転を利かせられるとても賢く優しい女性です。一方徐令宜は周りには厳しく接しているが、公明正大で、どんな時も十一娘を守るという強い意志を感じます。ストーリーは側室たちの争いや、徐家と区家の確執からくる争いなど、幾重にも困難が降りかかって来ますが二人は強い絆で乗り越えて行くのです。この作品は、当サイトで扱う他の作品とは少しジャンルが違いますが、胸キュンエピソードがあり、内容がそれほど難しくないという観点から、お薦めできる作品ではないかと思われます。作品の質は高く、ストーリーもちゃんとしていて、メッセージ性もあり、想像を絶するような設定もありません。少し長いですが、最後まで楽しんで観ることができるのではないでしょうか。
十一娘は海賊の人質にされ川に落ちてしまいます。徐令宜は躊躇なく水に飛び込み十一娘を救いました。その後、十一娘が徐家の屋敷に行くと、徐令宜が妻以外の女性と抱き合っている光景を目撃しました。これにより、十一娘は徐令宜に良い印象を持ちませんでした。一方、徐令宜も街で会った十一娘が妻の妹であることを知り、彼女を屋敷に送るよう臨波に命じましたが、十一娘は従いませんでした。2人の出会いの印象はあまり良いものではありませんでした。
十一娘は、羅家の方針により、徐家の継妻として嫁ぐことになりました。しかし、彼女にとっては望まない結婚であり、まだ覚悟ができていない状況でした。そんな中、徐令宜は彼女が若すぎることを考慮し、彼女の意志や感情を尊重しました。彼は無理強いをせず、彼女が自分の気持ちに向き合い、受け入れる時間を与えました。
ある日、姉と徐令宜の子供である嗣諄が原因不明の皮膚病にかかってしまいます。その姿を見た十一娘は、まるで自分の子供のように大切に思い、献身的に看病しました。徐令宜は彼女の優しさに触れ、愛おしく感じたようです。
災害により多くの民が難民となり、徐令宜は陛下の命により救済に向かうことになりました。徐家の差配を担っていた喬蓮房が難民のための炊き出しを取り仕切っていましたが、蓮房は腐敗した米を掴まされるという危機に直面します。この事態が公になれば徐家の名誉が傷つく大問題となります。
その時、正妻である十一娘が機転を利かせて難を乗り越えたと思われました。しかし、難民が暴徒化し、十一娘は怪我をしてしまいます。絶体絶命の危機に陥ったところで、徐令宜が戻り、民を宥めます。徐令宜は十一娘を抱えて家に帰るのでした。
十一娘は厳しすぎる父と甘えたい盛りの息子の関係を良くするために、さりげない気遣いをします。徐令宜もまた、今までに感じたことのない家族の愛を知り、二人のことを愛おしく思うようになります。
喬蓮房の悪事を暴こうと調査を進めていた十一娘でしたが、逆に蓮房が大夫人に十一娘を告発し、情勢は一気に蓮房に有利に傾きました。十一娘は糾弾され、実家に帰されました。しかし、徐令宜は彼女を信じ、捜査を手伝うことを約束しました。十一娘は徐令宜の信頼と愛情に少しずつ惹かれていきました。
事件が解決した夜、2人は初めて夜市に出かけ、楽しいひと時を過ごしました。
十一娘が区彦行と会っていた理由を話したが、徐令宜はお互いの気持ちが通じ合っていると信じていたが、それが独りよがりだったのかと言います。
その場で徐令宜は、十一娘に和議書を渡しました。そして、大夫人にそれが知られた場合には、和議書を出すように伝えました。彼はどんな困難な状況でも、十一娘を最優先に考え、守ろうとしていました。
十一娘も自らの行動を深く反省しましたが、彼らの間にある誤解は解けず、結局は離れ離れになってしまいました。
なんとか戻ってきた徐令宜でしたが、十一娘との関係はぎくしゃくしたままでした。
十一娘は幼少期に羅家で虐げられてきたけれど、刺繍を習っていた時だけは幸せな気分になったと話す。そんな姿を見て徐令宜は刺繍を続けることを許可した。十一娘は徐令宜の優しさに感動しました。
十一娘が結婚を嫌がり逃げようとしていたことを知った徐令宜は、十一娘を傷つけるような言葉を口にしてしまいます。その時、嗣諭がやってきて母の誕生なので一緒に来てほしいと懇願します。徐令宜は、誕生日ならと文姨娘のところへ行くことにします。
一方、十一娘は徐令宜に自分の気持ちを伝えられなかったことを後悔し、徐令宜が姨娘のところへ行ってしまったことをとても悲しみました。周囲は暗くなり雨が降り始め、十一娘は帰る途中に転んでしまいました。そこへ徐令宜が現れ、怪我をした十一娘を抱きかかえて居所へ送り届けるのです。
徐家では、大夫人が新たに側室を迎えることを宣言し、徐令宜も十一娘も反対することはできない状況でした。侍女の冬青は、臨波に徐令宜と同じような帯をプレゼントしようと、徐令宜の帯を手元に置いていました。そのことが知れてしまい、十一娘は大夫人に冬青を側室として迎えるか、屋敷から追い出すかどちらかを選ぶように言われます。一方、冬青は琥珀に、「冬青が側室になれば寵愛を争って奥様を傷つけることはない」と言われ、十一娘を助けるために自分の気持ちを諦めて帯を持っていた理由を話さなかったのです。拘束されている冬青のもとへ臨波がやってきて帯を持っていた理由を聞きますが、冬青は答えません。臨波に虚栄心の塊だと言われ、深く傷つきました。(臨波がとてもいい演技をします。)
徐令宜を陥れようとする区家の陰謀により、仙綾閣と十一娘は海賊との不正な取引の容疑者にされてしまいます。あらゆる証拠が揃い、身の潔白を証明できなくなってしまった十一娘は、徐家や簡師匠に累が及ばないようにするために一人で罪を被ることになります。面会に来た徐令宜に十一娘は「庶子の私は誰かの愛情など何の期待もしなかった、でもあなたが温かい家をくれたし、真心をくれました。あなたに嫁ぐことができて良かった」と言います。最後まで気高く、周りを思いやる心を持つ十一娘にホロっとくるシーンでした。
事件は終わり、2人は穏やかな気持ちでひと時を過ごします。
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